どれほどの期間を幸せだ!と感じていけていますか
 
  
    
                              令和2年 2020年3月1日更新  

 

 人は誰しも
 勝手なところがあるものです

 ああなれば! こうなりたいものですし!
 こうなれば! ああなりたいものなのです
 そういう 生き物なのですね

 ですから
 たとえば人生が80年だったとしましたら
 空から落ちきて 空に戻るまでの どれほどの 期間を

 「幸せだなぁ♪」
 「このままでいたいなぁ♪」
 「もう、これで十分だ♪」

 と思えて生きていくものでしょうか?

 空から落ちてきて
 数年は 赤ちゃんだったり 幼児だったりしますので 記憶が残っていないものです
  ですから
 人生 80年としましても 4年〜5年くらいは 差し引かなければなりませぬ

 そうした
 「ひき算・ひき算」をしていきますと
 果たして どれほどの記憶を残していけるものでしょうか

 人によりけりで
 「老い」がきて また
 少しの記憶が薄れていくのを また「ひき算」していきますと
 ちゃんとした記憶が残る年数は減ってきたりします

 病気された方や人生が自分が思うことと反対になった方や
 老いがやってきた方たちが
 よく この言葉を口にされます

 「なんで・・・こうなったんやろ・・・」 と言われます
 関西弁でなければ
 「どうして・・・このようになってしまったんだろう」
 と自分の今を嘆く 言葉をよく耳にします

 それは
 わが身が嘆かわしい(なげかわしい)と思う気持ちが込められ
 また その中に
 「前のように元気な自分に戻りたい」という意味が込められていることが多いです

 人は 自分の一生の中で そのようなことを1度や2度は思い
 嘆いてみたりすることはあると思います

 自分を情けなく思ったり
 自分の運命をのろったりするときも
 人生の中には「ありなんだなぁ」だと割り切ることも大切です

 そう思うこともあって当たり前だと思いながら生きていくことも
 「あり!」なのです
 過去や今は
 「なし!」にはならないのです
 
 「なし!」にしたいと思ってしまいたいことも 「あり!」なのです
 でも
 「なし!」には出来ないものだと思うことも大切な生き方なのです

 受け止めることの大切さです

 そして
 そのあとに 「笑う人生がもう一度」
 わが身に 来ていたりするのに
 ちょうど
 昔の粉の「みかんジュースの素」に水を入れ過ぎて薄めすぎて
 味気のない「みかんジュース」にしてしまっているのは すべて自分なのです

 「なし!」にしてしまっているのは
 すべて人のせいではなく自分なのかもしれないです

 「嘆くことは悪いことではない」
 「そのあとに笑う自分を信じて」 生きていくんだ!という気合いを
 持ってください

 自分が
 今までで
 「どれほどの期間を幸せだと感じて生きてきたか」
 ということ
 自分の中で おさらいしてみることは

 世の中がザワザワしている
 今は
 大切なことだと思います



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            明蘭