惚れ薬


恋愛の鑑定をするたびに、胸が痛くなることが多い

恋愛する前は
彼が欲しい・・・
彼女が欲しい・・・と願ってたのに

だけど
念願叶って彼・彼女を「手」に入れてからが
「喜び」と「苦しみ」が交互に襲ってきて大変なものです

恋愛は
楽しいだけではないんです

二人とも、同時に同じだけ燃えて
同じ時に、二人して・・・一揆に冷めるなら
苦しむことはないけど

そんなことは少ないし
ありえない・・・・

どちらかが嫌いになってしまって・・・・
どちらかが諦めきれないのです

だから・・・苦しむんです

鑑定師でいながら
相手の気持ちを動かしてあげることまではできない

寂しそうな彼女の後ろ姿を見ながら
いつも思う
「惚れ薬」があればなぁ・・・・・「今の彼に飲ませてあげなさい」と言って
小さな小瓶を渡してあげれるのになぁ・・・・と思ったりもする

反対に「惚れない薬」も作ろう!
 別れて欲しいのに、しつこい相手に飲ませてあげなさい!と渡してあげよう

 「惚れ薬」と「惚れない薬」を二つとも下さい!と言う方も多いだろう
 作るのが間に合わないくらいになるだろう

 得てして。。。この世には
 「男」と「女」しか居ないのだから
 恋愛はなくなることもないだろう

 彼女のゴールが「結婚」と言うのなら
 それに向かって前進することも出来るが

 「結婚」と言うのは「安定」と言う文字を得ただけで
 彼の気持ちを「一生つなぎ止めた」訳ではない

 人の心は、さまざまで
 つなぎ止めることはできないのかもしれない

 ふとした「隙間」を狙って、誰かが横取りしにやってくる場合もある

 恋愛の頂点を味わうと
 あとは
 下り坂を足を踏ん張りながら・・・・
 ときどき・・・振り向きながら相手が後ろを歩いているか?
 確かめながら長い道のりを歩く

 そんなややこしいことが
 面倒な方は
 いっそのこと「恋愛」をしなければいいのだが
 人はまた・・・誰かに「恋」してしまうのです


 その苦しみは
 絶対、無駄なものではなく
 後々のあなたの人生に大きく役立つ!なんて・・・・こと

 失恋をしたばかりの人には到底!理解しにくいだろう

 いっぱい恋愛して、いっぱい失恋をして

 私に「惚れ薬ください」「惚れない薬ください」と言わないでいいように
 自分の心を強く鍛えることが大事☆

 少々の恋愛に負けてなるものか!
 ふられたら、それ以上の相手を見つけて見返すぞ!
 このくらいの意気込みの女は
 次に、きっといい恋愛ができると信じてる

 強い女になるのです☆

 




  
            明蘭