日が流れる


                                  平成23年3月1日更新
 
 
 3月になり春の訪れを感じるます
月が替わりカレンダーを「ビリッ」と1枚めくるときに
いつも「新しい月になるんだなァ」と思います

月が変わっただけですけど、新たな気持ちになります

1日という日には、いつもお寺にも長くいます

いつもより
早い時間にお寺に足を運びます

「今月も皆様を宜しくお願いします」
とまずはご挨拶してから
いろいろなところの
拭き掃除をしたり
ろうそく立ての下にたまった「ろう」を削ってキレイにしたりするのが
1日の日課です

気持ちが・・・体が・・・ついつい「1日」に反応してしまうのです
毎月同じことしています

祈る時間も長くなります

こうして日々
同じことができるのも「ありがたい」と思い
ふと・・・先月の1日のことを思い出しますと
すごく
寒かったのを思い出しました

あの日は
ろうそく立てを磨く手が凍りそうになったのを思い出しますと
今朝は
なんと
ありがたい気候になったんだろうと
暖かさに感謝しました

曇り空で今にも雨が降りそうでしたが
鳥もさえずり
ありがたい温度でした

辛いときって
そう長く続かないのと同じで
寒さもこうして、段々と暖かくなっていくのです

「日が流れている」のだといつも感じます

日は段々とよい方向へ流れようとしているのに
それを
人は
自分の気持ちが止めようとしてしまっているのです

神様は
いつも
いい方向へいい方向へ促そうとしてくれていますのに
どうしても
「かたくな」な人の心が邪魔をするのです

人の心が神様を動かそうとしようとしているのです

自分のエゴで神様を動かそうとしているのです

そして
うまく
いかなかったことを不満に思ったり

「神様は私を見捨てられたのだ」と思うほどマイナスな考えをしたりします

自分を振り返り
全部、神様のせいにしてはいけないですね

穏かに素直に邪心をもたず
暮らしてさえいれば、雲が流れるように
「日は流れていき」
自分のなる道は
ちゃんと開けてくるのです

その道を
石で全部ふさいでしまっているのは自分だということに気づき
1日1度は空を見上げて
こうして生かされていることに感謝だと思えるようにしたいです
そんな3月にしたいですね



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            明蘭