小さな味


                                  平成23年5月1日更新

 
 
 山椒でも「小粒」のほうが「ピリリ」と辛い
と言われます
反対に
「大きいことはいいことだ!」
という言葉がはやったときもあります

なんでも大きな者を「大味(おおあじ)」といい
小さな者を「小味(こあじ)」と言います

料理でも
大雑把で
全体には美味しいが
味が大まか過ぎてしまいますと
「うん、まァまァだな」と言われます

「まァ、まァ」のものは
そこそこの味なのだということですね

そこそこの味で
そこそこの評価を受けます

それでいいと思う人と
そうでない人とがおられると思います

何か!ひとつのこと!に打ち込めるような人生を望む人は
少し顔が違う気がします

どこかに「いい部分」が見えるのです
キレイだとか
カッコいいとか
年齢より若く見えるとかではなく
どこかが
光っている気がします

そういう方が
帰られたあとに
どこが
光っているか?を
少し考えてみたときに
すぐには
どこかは分からないけれど見つからないけれど
どこか光ってたよなァと感じるだけです


それは
すごいものではなく
清楚な光だったりしますとき
その人の
未来は明るいな♪と感じたりするのです
それも
小さな「勘」です

それは
小さなその人の「味」です

その人の
持ち味が
光っているときだと思います

大きく光らなくても
小さく光ることのほうが難しいことかもしれないと思います

それが
その人の「小さな味」となり身につき
そして
その小さな味を
大きな味にしないままに
最後まで生きていくことはとても簡単そうで難しいことだと思います

自然と、そう見える人が増えてくることを祈ります

引き締まった小さな味が
集まっても
それが「大味」になることはないのです

ひとり
ひとりの引き締まった魅力の「小味」は
そのまま
ずっと
その人だけのものとして
光りつづけるのだと思います

皆が
小さな味が
出せるような人になり
そして、その小さな味が集まるような「小さな村」を築けたらいいなァと
ふと。。思った5月です

それは
実の引き締まった美味しい果実のような集落です




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            明蘭