平成21年12月1日更新



  「昔は良かったなァ〜」と言う人は
自分が歳をとった証拠だと言われることがありますが
これだけ
生きてきても
いつも「今が一番いい」と思えるのですが


世間を見ていて昔が良かったなァと感じることが多いのは事実です

愛読書の「三丁目の夕日」を見ていると
特にそう思ってしまいます
漫画ですけどね

どんなところが昔が良かったのか?と言いますと
人と人との間に「優しさ」があったように感じるのです

昔に比べたら
人の心は贅沢になってきているのに
現実はお金がなかったりする世の中です

そのギャップに苦しみ
人は人を愛したり憎しんだりします

だけど
「隣は何をする人ぞ!」というように干渉しない生活を望み
それでいて寂しいと言います
ないものねだりです

言ってることと
やってることが段々と違ってきている気がします

綺麗ごとで済ませることが出来る「言語」だけが、増えてきて
その言葉を使えばその場は逃れられるような気になったりしている
錯覚におちいったりして
それを
脳が覚えていて
やたらその言語を使ってごまかしているのかもしれません

「本音で語り合いたい」ですね

本音で話せない・・・
誰にも言えない・・・・ことってたくさんあると思います

人が人を信じられなくなっているからかもしれません

誰かを愛して誰かに裏切られ
精神を崩した人もおられます

誰かが誰かを救うのではなく
誰かが誰かを落とし入れるために世の中はあるのではないのに
人の良くない噂は、超特急のように早く伝わります

いいことは
余り喜ばしくないので遅く伝わったりします

ほんとうは
いいことを伝えて
いいことで喜びあえる時代に戻したいのに
ひとりだけ
そんなことを言ったら
仲間はずれにされそうな今を・・・なんとか
皆の意識で変えていけたらいいなァと思いながら
また
三丁目の夕日を読んでしまうのです

たわいもないことで笑いあえたり
優しくしあえるような時代に戻せるように
皆で頑張りたいです

心を
ちゃんともてる時代に戻したいです

それには
まず
自分の心を見失わないようにしたいものですね

そんな今年最後の12月にしたいです




  
            明蘭