捨てる神あれば拾う神あり
・・・・とあるパチンコ店のオーナーの実話
パチンコ店の所有店舗は数々あり
金は腐るほどある
地位も得た！
買いたいものはいつでも買える！
右向け！と言えば右向く人もたくさん居る！
食べたいもんはいつでも食べれる！
足らないものは何もない！
そんなオーナーのおじさま
奥様はいない
今は気楽な独身気分
そんなオーナーが従業員のご飯の支度をしてくれる
「まかないのパートさん」の求人広告を出した
外見は普通で料理好きの
バツイチで子供さん２人のパートさんが入った
夫運が悪く
十円ハゲができるくらい悩みに悩んだが
なかなか離婚できない
子供が２人いるのがネックになってた
ついには・・・夫に女性が出来て
捨てられた
甲斐性のない夫は慰謝料もなしで妻を捨てた
捨てられた妻は子供二人を抱えて不安・・・
食事付きで残ったものは家に持って帰って
子供にも食べさせてあげれると言う理由で
「まなかい」の仕事を決めた
パチンコ屋さんの従業員の食堂
彼女のとりえは料理！
美味しいものを若い従業員に食べてもらおうと心を込めて働いた
しかし・・・ぎりぎりの生活
ある日、パチンコ店のオーナーさん
何気なくやってきたそのお店訪問
ついでのご飯食べていこうかと「まかない食」を食べた
・・・・・美味しい・・・
オーナーの口にあった
あちこちの店舗を回っても
昼はそこのパチンコ店で食べるように自然と足が向くようになった
「ほんまにうまいなぁ＾」そんなやりとり・・・・
褒められれば女は嬉しいものだ
夫からは聞いたことのなかったその言葉
大金持ちのオーナーは
豪華な料理にあきあきしてた
家庭の味に飢えていた
最初は料理の上手さにひかれたオーナーは
「料理」と「女性」に恋をした
この味を朝・昼・晩
自分の為に料理を作って欲しいと思いはじめた
彼女は「料理が上手い」ことでみそめられて結婚した
１０円も節約してた生活が
一転して財閥の奥様になった
今は毛皮を着せてもらって
オーナーと一緒の何店舗のお店を回ってる
１０歳は若く見えるそうだ
食事の支度は３度ちゃんとしてる
人は何処で「みそめられる」か分からないものだ
彼女はとりえの「料理」でみそめられた
決してお金目当てでなく真剣に彼女も恋をした
料理が彼女の運命を「コロリ」とかえた
捨てる神あれば拾う神がある
彼女の幸せの始まりは
夫が自分を捨ててくれたことにもある
鑑定をしていると
バツイチで子供がいると結婚を諦めてる人も多くいるが
まんざら人生は捨てたもんじゃない
その一例のお話です
ひとつだけ得意なことが「料理」だったというお話です
今日は私のつたない「クリームスパゲティ」
これでは「みそめえて」もらえないですね
（おいおい〜その歳で、まだ玉の輿を狙ってのかいィ）
私は「イケズ」な女です
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明蘭
