後ろすがた
      

  
                               平成27年6月1日更新  

   
  「あじさい」の季節の6月になりました
平成27年も半までやってきたということですね

毎日が早いと思いますと
勿論ひと月も早いもので
 そして1年も早いものです

 あれもしよう〜とこれもしよう〜と思いながらも
日々のことをこなすだけで精一杯!こういう人も多いと思います

 そんな中、1日のうちに
笑うことも忘れてしまうこともあるのではないでしょうか
1日に1回、大声を出したらいい!
 大声で笑うといい!と言われますが
 それが仕事で出来る人ならまだしも
 なかなか それが毎日、実行できる人も少ないでしょう
大声を出せる場所がある人がいかほどおられるかという問題も
現代の住居事情にあると思います

昔は
夕暮れ近くなったら、外で七輪に火をおこし、その上に網を置いて
「さんま」を焼いて主人の帰りを待ったものです
 そのとき近所のおばさんも子供達も出てきて
大声で笑ったりしたものです
何がおかしかったのか思いだせませんが1日に1回以上は笑っていたものです

 おばちゃんらは
 そのときの流行の「チリチリパーマ」をあてていて
 どの おばちゃんも
 みんな同じ格好で同じヘアスタイルだったりして
子供も男の子はみな「坊ちゃん刈り」で
男の子はみな「おかっぱ」頭でした

 でも不思議なものでして
同じチリチリパーマでも
坊ちゃん刈りでも
 おかっぱ頭でも
後ろ姿だけでも
「○○とこのおばちゃん」
 「○○君」「○○ちゃん」と分かったのですよね

 それに比べて
現代は皆が
個性のあるヘアスタイルしていて
個性あるいろいろな服装をしているのに
後ろ姿で○○さんだ!というのが昔よりはわかりにくいのですよね

 なぜでしょう?

それは「個性が失われているせい」かもしれないですね
当人がかもし出す
独特の個性が失われているように思われます

 あまり
個性を全面に出しますと
 どうしても目立ってしまう。。。。という時代が
個性を消してしまう人もおられます

目立つ→いじめられる
 というような微妙な心境が後ろ姿で判別できにくくなっているのかもしれないです

 ひとりとして
誰一人おなじ人はおりません
似ている人がいても同じ人はおりません

 ひとりとして
誰ひとり同じ考えの人はおりません

自分は自分の
 カラーを出して個性を出して生きれたら
毎日おなじことを繰り返していたとしても
後ろ姿に違いが出てくると思います

 そして
 この現代もいづれ「昔」と言われるようになるのですね
 その先の先の現代は果たして
 どのような「無個性時代」になっているのか?
はたまた
 ここらで逆転して昔のような「個性のある」時代になるのか
 それは楽しみにしておきたいと思うのです

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            明蘭