最悪って
   

                                 平成25年9月1日更新

 今年は皆様にとっても、「こたえた夏」だったと思います

熱気の中に含まれた湿気が不快感と体調の悪さをそそられ
その上に精神面まで不安定にさせた夏かもしれないです

その夏が終わりますと
セミからすず虫にバトンタッチして秋を感じさせる秋になります
そうしますと
あの不快な夏の暑さから解放されたかと思いきや
今度は
秋の稲穂が「ゆらゆら〜」と揺れ始めてきて
それがもの悲しかったり
夕日がとっぷり早く暮れるのが
「もの悲しく人恋しくなる」と
言い出してくるものです

どの季節にも
いろいろな感情はつきものなのです

この夏に
『最悪だった・・・』と言った人は
ほんとうは
最悪だったのではないかもしれないと思うのです

ほんとうに最悪だったと言った人は
まだまだ
最悪じゃないと思うです

就職が見つからなくて、最悪だと言っていた人も
ほんとうは
まだまだ最悪なのではないと思うのです
ふられて最悪だという人はまだまだ最悪じゃないと思うのです

人は
ほんとうに最悪なときは最悪だと言えなくなったときだと思います

人は
「最悪だ!」とすぐすぐ
根をあげてしまうときもありますが
まだそんなうちは、最悪だと思ってないのです

ほんとうに
最悪の状態のときは
その言葉さえも出てこないことあります

最悪だと言えるときは
まだ自分の中に
少しの「余裕」があるときだと思うのです

最悪という言葉は
自分のいまの状態への
「逃げ口上」かもしれないですね

今の自分の
状況を自分が受け止めれてないのです

今の自分の状態を
ちゃんと見据えて
思索すれば、必ず
どこかに出口が出てくるものだと思います

出口のないトンネルはないと思っています

最悪と言っているうちは
自分の中に、何か打開策が見つけるだけの力が残っていると思います
まだまだ、いけるのです

自分はまだまだ
そんなに捨てたもんじゃないことを知りながら
少しづつ希望を見捨てないで
自分のこと嘆きすぎないで欲しいです

もともと「最悪」とは、「もっとも悪い」という意味ですが
いつもなんらかしかの悪に立ち向かっていくたびに
どれが自分の一番の「もっとも悪かったこと」なのか
分からなくなってきたりして
そうして
人は知らず知らずのうちに成長していっているのだと思います

涼しくなってきた9月を「最悪だ」と思いわない自分で
しっかり地に足をつけて生きていけるようお祈りしています


携帯予約アドレス   hi.ra.me.chan@ezweb.ne.jp




  
            明蘭